イジメ被害者には、二択しかないという無責任

いじめ問題について義家弘介衆議院議員が痛烈なメッセージを残していました。

静岡市長が定例の記者会見で、いわゆる『イジメ』についてメッセージを発した。

「イジメが止まらないなら学校に行かなくていい」
「悩みを伝えられなかったり、心が折れそうになったりした時は学校に行かなくていい」
「自分の身を守るのは、最低限、自分の責任だ」

何を言ってんだ!?この市長さんは。
評論家ならともかく、あなたは当事者なんですよ!?
静岡市内の小中学校は、『静岡市立』ですよ!?
静岡市の教育委員は、あなたが選任して議会にかけてるんですよ!?
隠ぺいの温床になっている『教育委員会事務局』の『学校籍』ではない職員の人事もあなたが責任者ですよ!?

確かに、学校と言う場所で悪質な『イジメ』(=犯罪)の被害にあっているにも関わらず、誰にも守ってもらえず、死ぬことさえ考えているなら、そんな学校には行く必要はない。

しかし、そのような状況を断固として是正するのが、学校および、その設置者たる教育委員会の責務なのだ。
そもそも、悪質なイジメが止まらないとしたら、その責任を負うのは教師、加害者である。
教室から出ていくべきは、一義的には被害者ではなく、それを放置する教師であり、加害者の方だろう。

『不登校』になる、ということが被害者の将来にどれだけ大きな影響を与えるかを、早稲田大学を出て、松下政経塾で学び、市議、県議を歴任された市長にはおわかりにならないようだ。

「自分の身を守るのは、最低限、自分の責任だ」

いい加減にしろ!と言いたい。

学校で、イジメと言う名の犯罪被害から子供を守るのは教師の、学校の教育行政の責任だろう。イジメと言う名の犯罪であることを体を張って教えるのも同様だ。

不当な被害の中で、苦しんでいる子供達は、自分達の市のリーダーのこのような発言をどのように受け止めるだろう…それを考えると胸が苦しくなる。

そもそも、「学校に行かなくていい」って…今、夏休みですよ!?
無責任なパフォーマンス発言としか思えない。

当事者が、当事者意識を持って向き合っていない。
誰も責任ある毅然とした対応を取ろうとしない。
みんなで責任を曖昧にし、そのつけは、被害者のみが一身に負う。
大津に見られる構造と類似する言動であると断じざるを得ない。

最新のデータから、もう一度、確認したい。

平成22年度のイジメを理由にした不登校は、2716人。
これは大津事件でも明らかなように、『イジメ』を徹底的に隠ぺいしようする、認めようとしない教育現場から上がった数字であり、氷山の一角であることは言うまでもない。

一方で、イジメを理由にした学校教育法に定める『出席停止』はわずか6件。
この数字を比較すれば、不正常な教育現場の姿は明らかだろう。

集団から悪質なイジメを受けても、不登校になるか、転校するか、しか選べない。
そんな教室で、学校で、一体、何を教えられるというのか!

「イジメが止まらないなら、加害者には出席停止を含めた毅然たる対応を取るべき」
「悩みを伝えられなかったり、心が折れそうになったりした時は、一人で抱え込まず、必ず先生や親に相談して欲しい。そしてその原因となっている行為に犯罪性があるなら、学校側は速やかに教育委員会に報告する責任があり、教育委員会は責任を持って対応する義務がある。隠ぺいしようとしたならば、市長として教育委員会に断固、是正を求める決意だ」
「子供達を守り、育てるのは、静岡市の全ての大人たちの責任であり、学校教育の使命だ」

そういうのが本来の責任ではないのか。
発言の修正、撤回を強く求める。

今後も自民党義家弘介議員の活躍に期待したいと思います。

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by blog001-3029 | 2018-10-09 23:21 | 政治 | Comments(0)